MORI Bar vol.1
7時間である。
40オーバーの私が一念発起して初めて走ったフルマラソンの記録ではない。
さらに、初めて行ったキャバクラの娘にズキュンして延長しまくった時間でもない。
BOOK Caster 森佳正氏の喋った時間である。
去る12月8日、当店初の自主イベント「MORI Bar vol.1」を開催した。
いつもはイベントをする側の彼を主役にして、カウンター内でBarのマスターとして参加者と自由に喋ってもらうというイベントである。
当初の19時~21時の2時間の予定から、当日たまたま来八していた作家さんのサプライズ登場もありつつ、閉店時間オーバーの7時間であった。
「知識の泉」「無限WALKER」「狂乱の貴公子」数多の異名を持つBOOK Casterの森佳正が某ドリフの「もしもシリーズ」よろしく、おしゃべりなマスターになります。本、映画、音楽、猫…縦横無尽な話題の数々に君の脳髄はおはぎになるだろう。
これが今回ごく一部に配布したこのイベントのフライヤーに記した文章である。
かくして彼は私のイメージを容易く上回り参加者はもとより、知らずに来店した一般のお客さんまでをもワールドに引き込んで見せたのであった。
本、書店、映画、建築、神道、ハワイ、万年筆、八戸のヒカキン等々、話題は留まることを知らなかった。一方的な知識の披露は勉強すればできることだが、彼の場合は聞く人に興味を持たせる話術と、さらに相手の知識を引き出しその話題を発展させる「風車の理論」ともいうべきスキルを保有しているのである。
「もちろん知っていたわよ!」「キーッ、何様ざます!」なんて彼ファンのマダムに怒られるかも知れないが、あえて言うと私の目に狂いはなかったのだ。素晴らしい才能である。
有難いことに2回目はいつ?とか、すでにお問い合わせをいただいております。
会場設営の不具合や飲食のオーダー遅延など、AND BOOKS側の反省は多々あり大幅な改善が必要ではあるが、もちろん私としては継続してやっていきたいイベントなので前のめりに調整していきます。
実はこのイベントの最終目標はラジオ番組にすることなのだ。
某ちえ子さんには宣言済みだが「本のまち八戸」なのに、まだ本に関する番組がない八戸コミュニティ放送であるBeFMさんで是非ともやって欲しい。
その番組の冒頭、彼はこう言うのだ。
「今週も十六日町のブックバーAND BOOKSからお送りしています、◯◯◯」
フフフ、夢が広がるね。
最後に今回の開催にあたってご協力いただいた森夫妻と、ご参加いただいた皆様に感謝します。
ありがとうございました。
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